あれからリップルはどうなった?実は激アツ市場に参入済み。

Googleが投資した仮想通貨の会社リップル。一時はビットコインを超えるんじゃないかとの期待があり、国内でも情報商アフィリエイターが騒ぎたてましたが、最近はめっきりリップルのことを触れる人もすくなくなりました。

仮想マネーから銀行システムに戦場を移していた。

 

 

【ビットコインとの比較1】創業者がいて、発行体がある

 

まず、リップルには創業者がいて、運営企業があります。

(ビットコインの通貨単位はBTC、リップルはXRPです。)

 

2009年に誕生したビットコインの開発者は未だに謎であり、考案者は中本哲史とされています。

 

それに対しリップルは、ライアンフラガーが考案・開発。2013年にジェドマッカレブ率いるOpenCoinに譲渡されました。なお、ジェドは東京のマウントゴックスの創設者です。(現在のリップルのCEOはクリスラーセン)

 

 

【ビットコインとの比較2】通帳記帳のようなもの

 

リップルがビットコインと大きく違う点は、単一のオンライン通貨ではなく、金銭取引サービスのためのトークン(引換券)です。

 

1リップルの料金を支払えば、ドルやユーロ、ビットコインなどの金銭を送受できます。なお、1,000億リップルが流通した後は、新たなRipple は作られません。

 

ビットコインは金に喩えられますが、リップルは借用書のようなものです。

ビットコインは現物ですが、リップルはレシートです。

 

 

【ビットコインとの比較3】通帳記入のスペースが減っていく

 

したがって、コインの数量の概念も違います。 

ビットコインは、0から2,100万枚に近づいて行きますが、リップルは既に1,000億枚が存在しており、ネットワーク上でトランザクションが起こるごとにリップルが減少していくという設計になっています。

 

また、採掘の仕組みも違います。

 

ビットコインを採掘するためには、PCの演算能力を活用しますが、リップルはWorld Community Grid(IBMが提供しているソフトウェア)と言われるガンなどの研究開発に貢献するとリップルコインがもらえました。

 

山師が金を掘るようなビットコインに対して、慈善家がサインするようなリップルという世界観の違いも面白いです。

 

なお、2014年4月にThe World Community Grid でのXRPの配布を終了しています。

 

 

 2015年12月 リップルトレードの運営中止を発表

 

XRPの公式取引所のリップルトレードが2016年1月13日に運営を停止しました。

 

運営停止の理由は「銀行のためのテクノロジーのインフラ整備に焦点を置いた経営方針」にあり、コンシューマー向けのサービスは捨てていくことを示唆しています。

 

これをうけXRPは大暴落をしました。

 

リップルはXRP保有者の利益を守る義理はありませんので、発行体が企業や国である通貨の危なさを露呈した格好になりました。

 

 

銀行市場へのシフト

 

仮想マネーのリップル(XRP)を発行するのが目的だったOpenCoinは、2013年9月に社名をRipple Labsに変えています。

 

ここが意味深でありまして、すでに何かの目的の研究をしようという意思表示に見えます。それが銀行ということでした。

 

リップルは「ブリッジ通貨」とも言われ、銀行取引に向いている概念でもありました。

 

ビットコインの致命的な弱点は、スケーラビリティや消費電力にあり、ビットコインでは平均10分程度かかっていた決済をリップルでは数秒で行うことができるのです。

 

個人にXRPを配布していたのは、銀行と取り組む前に、いま思えば、マウス実験のようなものでした。XRPに群がった皆様、ご愁傷様でした。

 

 

2015年10月 Ripple LabsからRippleへ

 

リップルはAppleに似ています。アップル・コンピュータからアップルに変わったのもそうですが、リップルは完全にクローズドなブロックチェーンシステムです。

 

ビットコインは言わばアンドロイドのようなもので、誰でもブロックチェーンを利用することができます。

 

現在、様々な金融機関がビットコインのブロックチェーンの実証実験を開始しておりますが、リップルはそれに先んじてXRPを個人に配布して「人体実験」をやっておりました。

 

リップルは「実証実験モード」を卒業し、銀行での実運用を開始しているのです。

特に、発展途上国の銀行市場は激アツなのではないかと容易に予想されます。

 

 

なお、2016年1月に、SBIホールディングスがRipple Inc. に出資、発行済み株式の17%を取得しております。

 

あらためて、リップルのホームページを見てみましょう。

我々と見てるところが違いました。いや流石です。

 

https://ripple.com/

 

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