情報格差を埋めるインターネットで、何をすべきで何をすべきじゃないか?

今回はインターネットについての概念論をしたいと思います。

弱き者にもチャンスを与えるが、1人あたりの利益教授は少なくなる。

 

インターネットの便利さといえば、なにを思い浮かべますか?


・時空を超えられる
・誰もが参加できる
・無料で情報が手に入る


もっと、もっとあるはずなので、書き出してみましょう。


そのひとつひとつの事項について、自社にとっての、デメリットとメリットをあげてみましょう

 


商売する上でこれを脅威ととらえられるなら

 

・他のサービスと比較される
・競合がたくさん参加してくる
・どこかが無料で参戦してくる


こんなところが思い浮かびます。

 


これをメリットとするならば


・大手にちょっかいできる
・その場で売れなければ、メアドさえとっておけば、次のチャンスにいかせる
・お客さんに手伝ってもらえる
・他社のやっていることを、ビジネスモデルを変えて無料にしてみる→宣伝になる。


といった施策のヒントが出せます。

 

 

インターネットの世界は「貧者の経済」

 

あるいは、「弱弱マッチング」ともいいます。
弱者の自己実現の場でもあります。


「貧者の経済」とは、プロとアマチュアの中間層の台頭により、一人あたりのベネフィットが小さくなる現象のことをいいます。

 

UBERやAirb&bもそうだし、AppStoreもグーグルプレイも、ITUNESもそうですが、素人がプロと同じ土俵で戦えるようになっています。


プロは時間の切売りですが、アマチュアは時間を際限なく使うことができ、プロと遜色ないサービスを提供することができます。
そもそも、そこまでプロを求めていないようなサービスもどんどんアマチュアにとられていきます。


そうなると、今までプロで食えていた人が、インターネットにより職をとられることになります。


一方で、アマチュアの方は、ちょっとした小遣い稼ぎになればいいとか、ちょっとやってみたい、とかそういう体験価値で満足します。
これは次回に話す「貨幣経済から価値経済への移行」の世相を反映したものです。


また「弱弱マッチング」については、弱い者が弱いなりに生きられる世界のことをいいます。

 

ブログ書いて広告収入を得てる人って、大半が月1万円未満の収入です。
Amazonやメルカリで何かを売ったり、アフィリエイトをしたり、クラウドワークスで仕事をもらったりというのも、それで生計を立てられるかはわからないけど、そこそこの収入になるという世界です。


筆者は以前、iPhoneアプリの開発講座を素人向けにやっておりました。
そこで開発ソースのテンプレートを提供するわけですが、それを上手く使って診断アプリとか、睡眠障害者向けのアプリとか目がよくなるアプリとかがヒットするわけです。


運次第ですが、スキルがないなりにも当たる可能性もあるのがiPhoneアプリの世界です。


今までエンジニアというと、それなりのスキルの人がそれなりの給料をもらって、それなりのサービスを作っていたわけですが、この「それなり」が、すごく範囲の広い人まで応用できちゃうのがインターネットの面白さです。


スキルがあっても、スキルがなくても、成功確率が同じだったりするわけですから。


だからIT業界の人たちは、素人が逆立ちしても、徒党を組んでも太刀打ち出来ないレベルの土俵で勝負をしかけるわけですね。


広告費もそうだし、開発工数もそうだし。弱者が使うためのサービスを作るというのもあります。強者は強者のやり方があるということです。

 


インターネットで来るお客さんは単価がやすいし筋が悪い?


さて、弱弱マッチングで面白い話があります。

 

友人の弁護士が「弁護士ドットコム」に入らないというのです。

正確にいうと、名前だけ登録されてしまっており、その登録すらも消してもらったそうです。


「インターネットで来るお客さんは単価がやすいし筋が悪いんですよ」と。


さらに続けます。


「弁護士ドットコムにはりつかなくてはいかなくなるのが嫌だ」と。


弁護士ドットコムに登録している全ての弁護士と同じパイを奪い合いながら、
一方で利用者は、彼らを一律に並べて見ているという状況を示唆していました。

 

IT業界の私たちから見ると、「素晴らしいサービスだな」と思うわけですけど、ある一部分の当事者には嫌な一面もある。
現場におりてみないと知り得ない話で面白いなあと思いました。

 

話をもどすと、このようにインターネットは、弱き者にもチャンスを与え、しかしながら1人あたりの利益教授は少なく分配するという性質があります。

 

 

実績自慢が虚しくコダマする世界


このような状況下で、何かサービスを提供するとなると、どうなりますでしょうか?


一言で言うと、かなりなめられます。ちょろく思われます。


ところが、どうでしょうか?


実際、お客さんに掲げているコピーが、「業界随一」とか「最多実績」とか、オラオラワードをあげるのは危険行為です。

 

インターネットは相対評価の世界です。
他を当たれば、たくさんの競合がいます。


もともとナメられているのですから、キラキラワードを出した所で、怪しまれておわりです。


インターネット以前の世界では、サービス提供者側が情報をコントロールできました。


山奥で、一杯500円のコーラを売っている小屋があって、そこの山小屋の主人が、「ほかの山では700円で売ってるから、ここで飲んでけよ」という感じです。


こういう状況を「情報の非対称性」とかいうわけですが、インターネットはその「非対称性」を「等価交換」に持ち込もうという働きがあるのです。


だから、時代錯誤の営業法を、インターネットに持ち込んではならないのです。


極めて客観的に、そしてお客様目線で、文言は選ばないといけませんし、ばれる嘘はついてはならないのです。

 

 

今後のマーケティングのあり方は


そもそもサービスを、より本質的なものにしなくてはなりません。
そのために自分のお客さんにとって本質的なニーズは何かを把握しなくてはなりません。


そして「その本質がお客さんにうまく伝わっていない」という時、はじめてマーケティング施策がうまれます。

 

 

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