子供にも海外旅行保険って必要なの?

大事なお子様に何かあったときに対応できる子供保険について解説します。 楽しい海外旅行だからこそちゃんとリスクヘッジはかけておきましょう。

円高&原油安の恩恵で、海外旅行に行きやすくなってきた?

今、日本円の為替レートは、昨年に比べるとぐ~んと円高方向になっています。イギリスの国民投票でEU離脱が決まるなど、世界経済が不安定ななか、「ほかの通貨に比べれば安定的」とされる日本円がどんどん買われています。

7月の参院選で、心配なく議席を確保して、「円安にして輸出産業をなんとかしたい」、「インバウンド消費よ、もう一度」、経済対策やるぞ~!という政府の願いはあるので(もちろん、国民にとっては、とてもいいことですが)、「円安方向に振れる」という言い方をされています。

しかし、国際的に見た状況としては、「しばらく、1ドル130円とかいう、すごい円安には触れにくいんじゃないかな」と予測する専門家も多くなっています。

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というのは、自国通貨の価値が高い(日本なら「円高」)ということは、本来いいことなのですが、日本が外国にものを輸出する場合は、円安のほうが有利なんです。

これはほかの国でも同じ。ですから日銀が円を売る為替介入で円安にしようとすると、外国から「ずるい!」という声が上がる。ですからあまりおおっぴらに、為替介入もできない状況です。

慣れないと「円高?円安?え~っと・・・」となってしまいがちですが、円高といったら、ほかの国(ニュースなどで出てくるのは、アメリカのドル)に対して、「円の価値が高い方向に向かっている」ということです。

円高、円安って、「いくらからが円高」ということでなく、方向性、2点を比較しての話なんですよね。

昨年は、中国をはじめとした海外からの観光客が「爆買い」が話題となったように、いわゆるアベノミクスでの株高・円安で、海外から日本には来やすい状態になってしました。

円の価値が安いと、海外に日本のものを売る、海外から日本に来た人がお金を使うのには、有利なんですよね。

しかし、日本から海外に行くのは、ちょっと大変でした。では、ドル円レートが違うとどのくらい違うの?

1ドルが120円のときに1万円をドルに両替すれば、約83ドル。そこから円高になって1ドルが100円のときだと100ドル。1万円あたり、これだけの差です。

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燃油(ねんゆ)サーチャージなんと0円のエアラインも

海外旅行好きの方は、「燃油(ねんゆ)サーチャージ」の問題にも、悩まされてきましたよね。これは燃料価格の急激な変動に対応するために、航空運賃にプラスされる料金・・・って、そっちの都合なのに~。

特に、ツアー料金と別建てで燃油サーチャージが請求されると、かなり損した気持ちになるものでした!

ところがこちらも、ニュースなどでご存知の方も多いと思いますが、原油安の影響で、お安く・・・いえいえ、それどころか旅行会社のウェブサイトなどを見ますと、「0円」の文字が並んでいます。

円高傾向、そして燃油サーチャージが0円のことも! というわけで、ちょっと元気がなかった海外旅行市場に、今追い風が吹いています。

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子供連れの海外旅行は、これからの計画でも円高メリットが?

「でも、急に言われても、今から休みなんてとれない・・・」そんな方も、焦らなくて大丈夫。というのは、パッケージ旅行の場合、円高のメリットがツアー料金に反映されるのは、少し先になります。

ですから、一昨年くらいまでのアベノミクスで、なんとなく景気がいいのかな、と実感したさいに「海外旅行にでも行く? でも円安で、家族で海外旅行なんて、とても無理だよ~」と思っていたファミリーは、これからのツアー料金をチェックしてみるといいかもしれませんよ!

何せ、昨年2015年の春~冬のドル円レートは、1ドル120円台だったのですから。

それに、共働き家庭の場合は特に、まずパパとママのスケジュールの調整、そして今は子どもたちも何かと忙しいものですから、全員のスケジュールを調整するには時間がかかりますしね。

実際に、ヨーロッパのツアーでは、昨年よりも5万円ほどツアー料金を下げることを検討中、という旅行会社もある、という報道もされていました。

いつもはアジアなど近場の海外が多い人も、思い切ってヨーロッパやアメリカなど、遠くに行ってみる選択肢も広がるかもしれません。

子供との海外旅行ウェルカム!な、海外高級ホテルも

子連れでの遠出を考えているファミリーにとっては、子供の年齢によっては「暴れまわるし、泣くし、まわりの視線が痛いし・・・、子供連れ海外旅行って・・・考えただけでブルー」って、思ってしまう人もいるかもしれません。

たしかに日本国内では、電車のベビーカー問題など、子供を連れての移動に厳しい声も上がりがちですよね。ホテルで騒いでクレームが入ったらどうしようという心配もあるかもしれません。

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でも、そうしたストレスを最初から回避する方法もありそうです。

個人的なおすすめでは、ウェスティンなど、ファミリー専用のサービスが充実している高級ホテルも多いので、まずそうしたホテルの情報を収集して、円高の恩恵で、ホテルをワンランク上げてしまうのはいかがでしょう。

高給ホテルですから、しかもファミリー歓迎をうたっているのですから、スタッフはにこやかでフレンドリー。日本で、子供連れにあまり優しいとはいえない扱いを受けているパパママにとっては、感激ものです。

「大人と子供の境界線」がきっちりとられているのも、好都合なのではないでしょうか。子供歓迎のホテルには必ず、ゴージャスな託児施設があります。カラフルなボールが敷き詰められたボールプール、絵本がいっぱいのライブラリー、遊具がある広い庭など。ほかの国の子たちと遊ぶのは、異文化体験にもなりますよね。

子供はそうした施設に預けて、その間にママとパパは恋人気分でレストランやバーに行くのもいいですし、ママがスパでマッサージやエステを受けてしまうとか。しかもスパも、日本国内の同系列の高級ホテルで受けるよりは、かなりお手頃な値段になっているかも。

また、敷地の中にゴルフコースがあるような高級海外リゾートホテルなら、じいじ、ばあば、を誘って、三世代旅行にしちゃう方法もありますよね。ホテル自体が楽しいので、じいじ、ばあばは、よかったらお寛ぎください、と、現地では別行動にしてもいいですしね。

ものは考えようです! ぜひ家族を巻き込んで、円高の恩恵にあずかるプランを考えてみましょう。

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子供の海外旅行保険は必要? そもそも海外旅行保険って何?

さて、いよいよ本題です。みなさん、海外旅行に行くとき「保険」ってかけていますか?

「たしか、クレジットカードに付いていたような?」という方、正解です。今では年会費無料のクレジットカードでも「旅行保険が付いています」をうたっていることもありますよね。

では、どんな場合に保険金が支払われるのか、まず主な補償を見てみましょう。

●傷害治療費用補償(しょうがいちりょうようほしょう)、疾病治療補償(しっぺいちりょうようほしょう)

海外旅行中のけが、病気で治療を受けた場合。

●傷害死亡・後遺障害(しょうがいしぼう・こういしょうがい)

事故によるケガが原因で、事故の発生日からその日を含めて180日以内に死亡した場合、または身体に後遺障害が生じた場合。

●疾病死亡(しっぺいしぼう)

海外旅行中(海外旅行開始後)の病気で死亡した場合。「旅行終了後72時間を経過するまでに医師の治療を受け、旅行終了日からその日を含めて30日以内に死亡」など、条件にあてはまる場合に保険金が支払われます。

●携行品損害(けいこうひんそんがい)

旅行に持って行った身の回り品が、破損、火災、盗難などで盗まれた、壊された場合。

ここまでは「保険」として何となく想像できますよね。あとで詳しく触れますが、傷害治療費用補償、疾病治療補償は、あなどれません。

というのは、日本の公的医療制度はかなり恵まれた内容です。海外では、数十万円~数百万円といった、びっくりする金額を請求されることもあります。

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旅行ならではの補償内容もチェックです。

●賠償責任(ばいしょうせきにん)

他人にけがをさせた、他人の物を壊すなどして、法律上の賠償責任を負った場合。

●救援者費用等(きゅうえんしゃひようとう)

救援対象者が遭難、ケガで死亡、保険会社の定める一定の期間以上入院し、家族が現地に赴く場合に、負担した捜索費用や救援者費用。

●航空機遅延費用等(こうくうひちえんひようとう)

航空機の出発が遅れ宿泊代金を負担した場合。

いかがですか? 損害に加えて、お店やホテルのものを壊して損害賠償を請求されたといった、うっかり加害者になってしまったときなどの補償もあるんですね。

海外旅行保険とは、旅行中のリスクをカバーできるように設計されている、パッケージ商品のようなものですね。

ここで挙げたものは一般的な内容ですので、商品によって異なります。契約のさいには必要な補償が含まれているか、必ずチェックしてくださいね!

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子供の海外旅行保険は必要な理由。まず保険の意味を確認

本稿のテーマは「子供の海外旅行保険は必要?」です。答えは「必要」、と考えます。それには「何となく心配だから」ではなく、理由があります。

まず、保険の基本的な考え方からいきましょう。

保険というのは基本的に、個人ではとても背負いきれないような経済的なリスクをカバーするものです(ですので、相続税対策のような、保険商品を使ったテクニカルな話は、ここでは除外させてください)。

例えば、死亡保険は、収入によって家族を支えている人が契約します。死亡保険の金額も、何千万円といった大きなものになります。

この金額は何かといえば、万が一、家族を支えている存在(パパ、あるいはママ)が亡くなったとき、残された家族が生活を立て直して、次の生活を始めるまでの準備金です。

一家の大黒柱が亡くなっても、それによって子供が進学をあきらめたりしないために、もともと描いていた生活を維持できるように経済的なサポートをする、それが保険です。

今は、夫婦共働きの家庭も増えました。ですから今までの流れで言うと、夫婦共働きの場合は、パパもママも、家庭への経済的な寄与に応じて、生命保険に入るのがいいよね、ということになります。

長いですが、もうちょっと待ってくださいね。

補足として、保険は「預貯金があまりない家庭」に必要です。というのは、例えば3億円、5億円という預貯金があったら、稼ぎ手が亡くなっても、すぐ経済的に困ったりはしないですよね。

そもそも、そんなお金持ちが働く必要はあるの?という素朴な疑問はさておき、言いたいのは「預貯金で賄えるようなリスクなら、預貯金から払えばいい」ということです。

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子供連れの海外はリスクがいっぱい。だから保険で備える

だんだん、つながってきたでしょうか?

「医療保険は加入しなくていい、子供には特に必要ない」とおっしゃる専門家がいますが、こうした意見も「預貯金で賄えるようなリスクなら、医療保険の保険料を払ったつもりで貯金して、預貯金から払えばいい」という考えからきています。

日本の保険会社の医療保険は、「入院1日当たり5000円」といった定額払いですよね。私たちは意識していませんが(というより、文句ばっかり言っている気がしますが)、日本には世界に誇れるような素晴らしい医療制度があります。

無意識に使っている「医療費の3割負担」は、本当にかかっている料金の3割で済んでいるということです。10割だったら、恐ろしい金額ですよね。うかうかと病院にもいかれません(逆に、病院の混雑はなくなるかもしれないですが・・・)。

それに、日本の医療制度には、高額療養費制度というものがあります。これは、月のはじめから月末までにかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額を超えた部分が払い戻される制度です。

保険診療内のものに限りますが、例えば保険診療内の医療費の合計が100万円でも、一般的な所得の人の場合、約9万円程度で済んでしまいます(差額ベッド代など、含まれないものもありますが)。

経済状況にもよりますが、このくらいの金額なら、預貯金で何とかなる、ならば、保険料を払ったと思って貯金する、その代わり、治療品が高額になりがちで、診断一時金などが支払われるがん保険には入っておく、などの取捨選択ができる場合があるということです。

さらに、子供の場合、医療費が無料の自治体も多いですよね。

もちろん、難病に苦しむ子供たちもいますから、それをリスクと考えて子供の医療保険に入る考えもあります。でも、確率で考えたとき、日本国内での医療は、自分でリスクを何とかできるという考えもあるのです。

しかし、その考えが通じないのが海外、というわけです。

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医療費に加えて言葉の壁、搬送など、海外の病気やケガの経済的リスクは高い

「海外でこんな大変な目に遭った!」という話、よく聞きますよね。

筆者は、帰国便が着陸してまだ動いているきに、前の乗客が立ち上がって図上の荷物を出そうとして、見事に頭の上に!荷物を落とされたことがあります。しかも中身はお土産品の花瓶とのこと。ありえないですよね!

落とした人からは名前と連絡先をもらい、さらにその場でCAに証明を書いてもらい、帰宅してから大学病院に検査を受けに行きました。海外旅行保険に入っていたので、全額請求しました。

幸い何もありませんでしたが、自分に落ち度がなくても、思いがけない被害に遭うこともあります。

少し前のことですが、数人のグループで某国のリゾートに行った知人は、街でシーフードを食べてグループ全員が食あたりになり、ホテルに往診してもらって、もうろうとしながら「注射の前には消毒して、注射器を使いまわさないで、ということだけは英語で言うんだ!」とがんばったとか(今も全員元気なので、大丈夫だったようですね)。

日本では救急車は無料ですが、国によっては、うっかり搬送されると5万円といった金額が請求されることもあるようです。アメリカでうっかり盲腸炎の手術を受けようものなら医療費200万円。

海外の医療ドラマでは緊急搬送、最先端の治療といったシーンが盛りだくさんですが、「一体いくらかかっているんだろう・・・」と心配になってしまいます。

「海外は日本と違う」というと、治安のことがまず頭に浮かびます。それは正しいのですが、言葉が通じにくい、社会システムが違うなど、日本の常識を超越したことに巻き込まれる可能性もあります。

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子供の海外旅行保険は、どんな補償があると安心?

今まで見てきたように、経済も含めた「対処しきれないリスク」に備えるなら、海外旅行保険には入ったほうがいい、しかも子供と一緒ならなおさら――。これが結論です。

では子供の海外旅行保険、どんな補償が必要でしょう?

1●賠償責任

国内でも、「子どもが自転車で人をはねてしまった」などの事故で高額な損害賠償が請求されたこともあり、保護者の間では「入っておくべき」と有名になっている補償です。旅行先でものを壊してしまった、人にけがをさせてしまったなど、誤って加害者側になり、損害賠償を請求されたときに補償します。

2●傷害治療補償費用

ビーチやホテルのプールなど、子供がはしゃいで走り回り、転倒するといった事故は起きやすいものです。もしかして骨折?といった場合の心配も、医師に診てもらえば安心です。

3●疾病治療費用

気候や長いフライトなど、環境が変わると体調も崩しやすくなります。ひどい下痢をしている、高熱を出しているなど、不安なときに医療費を気にしないで診てもらえるのは心強いものです。

 

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子供の海外旅行保険、3つの入り方

子供の海外旅行保険の入り方は3つの方法があります。「面倒くさくない」のは1と3ですが、順番に見ていきます。

1 ゴールドカード会員は「家族特約」をつける

2 個別に加入?(クレジットカードの付帯保険あり)

3 海外旅行保険の「ファミリープラン」で加入

1 ゴールドカード会員は「家族特約」をつける

クレジットカードのゴールド会員になっている人は海外旅行保険が付帯、さらに家族特約がある場合もあります。それに該当するカードの加入者なら、例えばパパが本会員の場合、ママを家族会員にして、子供たちは家族特約とすれば、全員を補償することが可能です。

これから何度も海外の家族旅行をする予定であれば、子供連れの海外旅行保険も加入目的の一つとしてゴールドカードに加入してしまう方法もあるかもしれません。今は、初年度入会金無料といったゴールドカードもあります。

しかし、ゴールドカードの年会費って、高いですよね~。「振り返るとムダだった」とならないよう、内容はよーく吟味しましょう。特に海外旅行保険は「傷害死亡保険金・傷害後遺障害保険金」の金額がポイント。2000万円は欲しいところです。

2 個別に加入?(クレジットカードの付帯保険あり)

ゴールドカード会員ではないけど、「自分のクレジットカードに、海外旅行保険がついているんだけど」というパターン。子供連れの海外旅行保険で悩ましいのは、これに該当する場合です。

海外旅行保険は旅行会社でも、ネットで独自にでも、直前に空港ででも加入が可能ですので、子供たちにはそのいずれかの方法で海外旅行保険に加入させて、親は「カードに付いているやつでいいよね」でしょうか。

いやいや、まず、保険の内容を要確認です。

特に無料の保険の場合、いざというときの保険金の金額がちょっとさびしいものもあるのです。

中には、「傷害死亡保険金・傷害後遺障害保険金」500万円というものもあります。それで足りるでしょうか? 一家の家計を支えている場合、その金額ではとても足りない場合もあるでしょう。

では、やっぱり新たに海外旅行保険に入るべき? ちょっとモヤモヤっとしますよね。「なんだ、クレジットカードの保険って、ムダになっちゃうの?」と。

実は、そうでもありません。

クレジットカードのものを含め、複数の海外旅行保険に入っている場合、傷害死亡・傷害後遺障害保険金、疾病死亡保険金については、契約プランのなかで、一番高い金額が補償金額になります。クレジットカード付帯保険が500万円、有料で加入した海外旅行保険が2000万円なら、2000万円となります。

でも基本的に、それ以外の補償については、加算されていくことになります。クレジットカードを複数枚持っていて、すべてに保険が付帯されているときも、同じ法則です。

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3 海外旅行保険の「ファミリープラン」で加入

保険は通常、契約者と保険会社の間に契約が結ばれます。でも中には、「ファミリープラン」などのわかりやすいネーミングで、家族をひとまとめにした海外旅行保険を扱っている保険会社もあります。

海外の旅行に特化した海外旅行保険を、さらに家族向けにパックにした内容ですね。

商品内容を見ていくと、例えば、ある商品では、「傷害死亡・後遺障害」「治療費用」「疾病死亡」については、一人ずつの契約です。そして「賠償責任」「携行品損害」「救援者費用」「航空機寄託手荷物遅延」については、家族をひとまとめにした契約にしています。

これによってコストを下げているのですね。

また家族向けということで、独自の補償がある商品もあります。例えば、海外旅行保険の多くは妊娠、出産、早産または流産が原因の病気は補償外となってしまうのですが、妊娠が原因による治療・救援費用にも対応します、といったものです。特徴を出しているわけです。

ただ、こうした手厚い補償を「ありがたい!」と思う人がいるのと同時に「わが家は該当しないから必要ない」という人もいますよね。

保険の考え方として、「必要ないものにはお金を払わない」が基本です。理由は、その分は当然、保険料に上乗せされるはずだから。

ひとくちにファミリー向けといっても、いろいろなタイプがあるので、比較検討すると、よりオトクな選び方ができます。

ちなみに、進学などで親元を離れている子どもも「家族」に入れていいのでしょうか? 未婚の子であれば家族に入れられることが多いようです。

ただ、三世代海外旅行なら、契約者に注意。おじいちゃん、おばあちゃんを契約者にすると、別居している子供(孫)は含まれなくなることがあります。パパ、ママを契約者にすれば、全員が一つの契約にできることが多いようです。

どこまでを家族とするかは保険会社によって異なるので、加入のとき相談してください。

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クレジットカードの「付帯保険」の基礎知識

それから、今は複数枚のクレジットカードを持っている方も多いため、注意点を再確認しておきましょう。

クレジットカード付帯保険の「自動付帯」と「利用付帯」をご存知ですか?

「自動付帯」はその名のとおり、持っているだけで補償が有効となりますが、「利用付帯」は使わないと無効です。

では、いつ使うのか? 「利用付帯とは?」を深堀していくと、旅行の「旅費の一部」をカードで払えば「利用」したことになります。「ツアー代金を払う」で、もちろんOKです。

でも、例えば空港までのリムジンバスといった移動手段をクレジットカードで払えば「利用付帯」です。傷害死亡・傷害後遺障害保険金、疾病死亡保険金以外の補償を、いざというときのためにアップしておきたい人は、使うクレジットカードを戦略的に選びましょう!

もちろん、あくまでも「上限額」が加算されるということで、1つの被害の請求を複数の保険会社に出して、二重、三重に保険金を手にできるわけではありませんが・・・。

 

子供の海外旅行保険は「オトク」よりも「簡単、安心」を判断基準に

1~3まで、いかがでしたか?

掛け捨ての保険というと、どうしても「もったいない」という気持ちが働いて、コスト重視になってしまいがちですが、保険とは「リスクのカバー」です。

自分の語学力は? 渡航先の気候は?治安は? 留学経験がある、語学に堪能で現地の情報に明るいならともかく「語学の自信がない」「パニックを起こしてしまったらどうしよう」といった不安があるなら、24時間いつでも日本語のオペレーターが対応、といった海外旅行保険のほうが、使い勝手がいいことになります。

それから、海外でトラブルに遭った、保険金を請求したことがある経験者なら思い当たると思いますが、保険金の請求もなかなか大変なもの。

もし、家族全員がバラバラの保険に加入していたら、いざ請求というときの作業がかなり煩雑になることが予想されます。ゴールドカードでもファミリープランでも、ひとまとまりで契約している利便性も考えておくべきだと思います。

保険事故が起きても、自分から「払ってください」とアクションを起こさない限り、保険会社が御用聞きをして手続きをしてくれることはありません。

ですから、保険事故後のことも考えて、海外旅行保険を選んでみてください。

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日本の公的な医療制度の「海外療養費制度」にも注目

最後になりましたが、公的な医療保険の「海外療養費制度」についても確認しておきましょう。

これは、急な病気、ケガなどで現地の医療機関で診療等を受けた場合、海外でかかった医師から証明書をもらって帰国後に申請することで、内容が認められれば、払った医療費の一部が、後で払い戻されるものです。

この制度があれば海外旅行保険は要らない? 結論としては「補償としては不十分な場合があるので、やっぱり海外旅行保険には加入しましょう」なのですが、ぜひ内容を知っておきましょう。

制度が基準とするのは「その治療を日本で受けた場合」です。日本国内の医療機関で治療した場合にかかる治療費を基準に計算した額(実際に海外で支払った額の方が低いときは、その額)から、自己負担相当額を差し引いた額を支給します。

外貨で支払われた医療費については、支給決定日の外国為替換算率(売レート)を用いて円に換算して支給金額を算出します。

先ほど挙げた虫垂炎(盲腸)なら、アメリカでは200万円程度、日本では50万円程度。日本が基準になるので、支給金額が大幅に少なくなることがあるわけです。 でも、もらえたらラッキーですよね!

帰国後だと、そうとう大変になるので、自分の会社の健康保険のホームページで「診療内容明細書」「領収明細書」を探します。ダウンロードできる場合もあります。

旅行のさいには持参して、治療を受けるときに忘れずに記入してもらいます。日本で提出するさいには、日本語訳を添付します。

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子供連れで海外旅行を楽しむため、海外旅行保険で心配ごとをなくして

何カ月も前から準備して、子供たちは指折り数えて楽しみにしている海外旅行。だからこそ、現地でトラブルが起きることでショックを受ける、落ち込んでしまうことは避けなければなりません。

思いっきり楽しみたい! 旅の思い出を作りたい! 家族みんなで、ちょっと羽目を外して楽しむためにも、海外旅行保険はちょっとしたガードマンを雇ったつもりで加入するのがいいのかもしれません。

子供連れの楽しい海外旅行になることをお祈りしています!

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