ヘルスケアから見た未来の保険とは?

第1回InsTechConferenceのレポート第2弾。 ヘルスケアスタートアップと生命保険会社の取締役とのパネルディスカッションをレポートします。

保険はメインコンテンツが無いと活かせない。メインになりうるヘルスケアとは?

 

保険の新商品を作るなら


「医療報酬点数を定額化できないか?」

 

松田氏
「技術的なハードルは保険会社としてはない。あるとすれば、お客様の理解と現実のギャップがある。
入院保障なら無制限というキーワードが効くが、現在は実際60日間入院する人なんていません。現実とお客様の認識に結構なギャップがあるんです。」

 

また、メンタルヘルスは保険商品化がしづらいようです。というのも保険商品は同じ条件の人を集めることで成立させているので、線がひきづらい要素が対象だと保険が組みにくいというわけです。「自殺保険」も同様に組みにくいようです。

 

 

介護は今は全然成立していないのでチャンス

 

生命保険市場はこれから少子高齢化で、年金マーケット、介護マーケット、医療マーケットが拡大するので、とてもラッキーな環境とのこと。


アメリカは遠隔医療スタートアップが伸びている。
生保はカスタマーサポートなどマーケティングの部分が大きく、ゼネフィッツのような成功事例があります。

 

参考)【Zenefits】人事の無料クラウドは、実は保険で稼いでいた!?

 


日本において保険業界スタートアップが少ない理由は?

 

溝口氏

「そもそもヘルステックも少ない。ヘルスケアや保険に詳しい人がいない。保険業法が厳しい。」

 

吉澤氏

「アメリカはオバマケアに則ったサービスが伸びている。」

 

 
どんなデータに価値があるか?

 

Amazonのユーザー購買予測のようにデータによって未来を予測することで、保険商品に活かされるのかという問いがありました。


松田氏は「保険会社は契約データは持っているが、十分ではない。」といいます。

 

保険というものがメインのコンテンツになりにくいという課題があり、「保険はなにかのコンテンツにのっかるくらいしかできない。」というのがその理由です。


最後はコンテンツを持っている人のところにデータが集まります。
そこにマネタイズポイントとしての保険商品があるのでしょう。

 

 

まとめ

 

松田氏の「国の医療保険がうまく回ってないのに、保険会社は大きな利益を叩いている。保険会社は既に成功が約束されており、何もしなければずっと儲かる」という言葉が印象的でした。

 

保険メーカーからのイノベーションは難しそうです。

 

 


松田貴夫(まつだたかお)氏のプロフィール

 

アクサ生命保険株式会社 取締役 専務執行役 兼 CMO
慶応三井生命保険相互会社において数理部、商品開発部、マーケティング部門を経て、アメリカンファミリー生命保険会社に入社。
アフラックダイレクトドットコム株式会社に出向し、取締役チーフマーケティングオフィサーに就任。
その後、アメリカンファミリー生命保険会社においてマーケティング戦略企画部長、商品開発部長、商品本部長などの要職を歴任。
2008年9月、アクサ生命保険株式会社に入社。執行役員チーフマーケティングオフィサー、常務執行役員チーフマーケティングオフィサーを経て、2010年6月、取締役 専務執行役兼チーフマーケティングオフィサーに就任し、現在に至る。
名古屋大学工学部卒業。日本アクチュアリー会正会員。

 


溝口勇児(みぞぐちゆうじ)氏のプロフィール

 

株式会社FiNC 代表取締役社長CEO
1984年生まれ。高校在学中からトレーナーとして活動。今日までプロ野球選手やプロバスケットボール選手、芸能人等、延べ数百人を超えるトップアスリート及び著名人のカラダ作りに携わる。トレーナーとしてのみならず、業界最年少コンサルタントとして、数多の新規事業の立ち上げに携わりまた数々の業績不振企業の再建を担う。再建を託された企業に関しては、その全てを過去最高業績へと導く。2012年4月にFiNCを創業。
一般社団法人アンチエイジング学会理事他、日経ビジネス「若手社長が選ぶベスト社長」に選出、ビジネスチャンス「2015年注目の100人」に選出。

 

 

吉澤美弥子(よしざわみやこ)氏のプロフィール

 

Health Tech News Founder
慶応義塾大学看護医療学部在学。一年生の時にKBSにて医療経済を学ぶ。
その後、事業会社や、ベンチャーキャピタル、証券会社でIT市場のリサーチでの経験を経て、ヘルスケアITに注目。
米国のヘルステック系スタートアップについて取り上げるサイト「HealthTech News」を2013年に立ち上げる。

 

 

田口敬(たぐちたかし)氏プロフィール

 

ウンログ株式会社 代表取締役
日本大学理工学部航空宇宙工学科卒業。
2006年 スターティア株式会社に入社し、通信機器の営業に従事。売上利益追求へのストレスから毎日下痢になりつつも、新卒年間売上No.1に。
2008年 株式会社ランドスケイプにてダイレクトマーケティングの企画営業。
2009年 株式会社ザイマックスにてオフィスリーシング営業。
2011年 株式会社インターファームに入社。
個人でiPhoneアプリ開発を行ない、2012年7月にウンログをリリース。1年間で10万DLを達成。
2013年8月 じぶんラボ合同会社(現:ウンログ株式会社)を設立。ヘルスケアサービス開発を行う。

 

 

週刊FINTECHマガジン配信中


購読(無料)はこちら!

 

全額損金になる法人保険で決算対策!

 

全国の法人保険のプロフェッショナルをご案内いたします。

決算対策をお考えの方は、お問い合わせページにお進みください。

 

<事例(一部)>
・役員報酬が1,000万円up
・法人税を2,000万円圧縮
・役員退職金が1,800万円up

「ヘルスケアから見た未来の保険とは?」に関連する記事

【経営者必見】法人保険でこの分野でぶっちぎりの最強な生保会社。19項目で徹底比較。
通信キャリアが3つしかないのに、世の中に法人保険会社が20社も要らないよというのも間違いです。20社もあるからこそ、何かしら秀でた商品があるのです。
法人保険ドットコム | 1138view
【超ウルトラクイズ】生命保険会社の特徴から生保会社を特定せよ。
生保関連業者の方でこれに答えられなかったら、モグリと言わせていただきます。
法人保険ドットコム | 2493view
従業員向けの健康促進アプリ「FiNCプラス」がサービス開始。
株式会社FiNC(本社:東京都中央区、代表取締役社長:溝口勇児)は、法人向けの新ウェルネスサービス「FiNCプラス」の受付を開始。従業員の健康状態から生活習慣改善、ウェルネスメニューの割引特典、健康教育の実施、企業の健康経営銘柄の基準への対応など、従業員1人につき月額500円で提供。本サービスの提供開始日は4月1日を予定。
OFFICE LIFE | 2115view
ピックアップ
話題のキーワード
アクセスランキング