生保事件簿。7つの保険会社が破綻(1997〜2000年)

1997年から2000年にかけて7つの保険会社が破綻しました。 原因としては、予定利率が高いときに契約した満期金などの支払いが、保険会社の運用利回りを大きく上回ったことがあげられます。

すべて予定利率が引き下げられて他の生保に切り替えられた。

 

生命保険会社が破綻したら契約はどうなるか

 

生命保険会社の経営が破綻した場合には「生命保険契約者保護機構」により一定の契約者保護が図られます。

 

この7社破綻では、すべての生保会社に救済保険会社が現れました。

 

「合併または株式取得」とともに「契約者の保険契約の移転」がおこなわれました。

 

そして、各生命保険の保険契約の予定利率はおおきく下げられました。

 

 

・日産生命 →2.75%(あおば生命)
・東邦生命 →1.5%(GEエジソン生命)
・第百生命 →1.0%(マニュアルライフ)
・大正生命 →1.0%(あざみ生命)
・千代田生命→1.5%(AIGスター生命)
・協栄生命 →1.75%(ジブラルタ生命)
・東京生命  →2.6%(T&Dフィナンシャル生命)

 

参考)この30年で消えた生命保険

 

 

まとめ

 

破綻があいついだときは「生命保険がデフォルトになったら、どうしよう?」といった不安がメディアで煽られたりしたものでしたが、この歴史が示すように、予定利率が引き下げられるだけで一件落着しました。

 

生命保険会社は、そう簡単には社会が潰さないようにできており、引き受け生保会社も予定利率が下げられるから、ちょろいお買い物でした。

 

割りを食ったのは、契約者ということになりますが、それでも元本割れしなかっただけラッキーというべきでしょう。

 

生命保険はインフレには弱いけど、元本割れ(満期金<総支払額)はしないようにできていたのです。 

 

※)7生保破綻の時は、途中解約を殺到させない措置として解約ペナルティは実施されました。「解約返戻金が激減した」という方も、満期まで待っていれば損することはなかったのです。

 

 

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