保険業界が注目すべきテクノロジーとビジネスモデル

フィンテックの次のフロンティアは保険業界と見られています。 なぜなら、保険業界は全世界で120兆円産業でありながら、他の業界よりも顧客満足度は低く、マーケティング手法も古びたものだから、ITによる改善の余地が大きすぎるというわけです。 事実、保険大国アメリカでも保険未加入者が半分もいるのです。

保険業界は「ディスラプト」されるのを待ち望んでいる?

 

今後の保険のビジネス設計の課題

 

・差別化のためのイノベーション(新規商品・サービス開発)
・規制対応(新ソルベンシーⅡ、IFRS国際会計基準対応)
・増加する中産階級の取り込み戦略(新興市場)
・スケールメリットを得るための多国展開(クロスボーダー対応)

 


国内市場環境の変化

 

・人口減による保有契約高の減少
・死亡保障から生存保障への変化
・高齢者の比率が高まれば事故率が高まる
・対面販売を行う生命保険営業職員が激減
・ニーズの変化が既存の保険会社にとって大きな負担

 


顧客中心志向の保険経営のポイント

 

・魅力ある商品
・割安な保険料
・デジタル化による優れたユーザー体験

 


スタートアップにとっての4つのチャンス領域

 

・新しいエコノミーのための新商品
資産の保有から資産の貸し借りに移行する「シェアエコノミー」に既存プレイヤーは対応できない。
長期に渡って資産に保険をかけるのではなく、必要な時に応じてモバイルで保険商品を見て、保険契約が数秒で完了する世界が求められている。


・豊富なデータから得た知見を活かしたサービス
Apple WatchやFitbit、テレマティクスサービスから、リスクを評価する新たな方法を見出し、新しいカバレッジや料金体系を生み出せばいい。


・リスクと自己資本比率を新しい方法で実現
「ソーシャルインシュランス」のビジネスモデルなど。
Friendsuranceでは、グループで共済制度を作り、足りない部分を保険が補うという仕組みをとっている。


・カスタマーを獲得する新しい構造のサービス
今までコンバージョンを起こすことができなかった世代に対し、オンラインでより良い情報と教育を提供する。Friendsuranceでは、長野県の「むじん」に近い世界観をもっている。

 

 

世界の保険会社のIT時組み事例

 

・オールステート:保険料請求システム、顧客とのコミュニケーション
Ÿ・セント・ポール・トラベラーズ:システム刷新
Ÿ・プログレッシブ:インターネットと音声の統合
Ÿ・AIG:IT活用による新商品開発速度のアップ

 

 


スマートフォンとウェアラブル

 

目的)保険のカバレッジを変えたり保険料率の調整

・血圧、体温などのバイタルデータを自動取得
・リハビリ支援
・天井設置の3次元距離センサー:人の危険度をモニタリング
・カーペット埋蔵センサー:人の歩き方や挙動を把握、転倒を予測

 

 

デジタルネイティブへの訴求方法

 

ライフステージや更新のタイミングなどに合わせた商品の機能訴求から、ソーシャルメディアなどを通じた継続的なパーソナライズされた情報訴求へシフトしていくだろうと言われています。

 

 


効率化と適正化(事業比率を低く!)

 

日本の生保業界では、事業費率(経費/保険料収入)というオペレーションコストの指標値が30%をしめているのに対し、海外では20%まで圧縮できている事例があり、いずれもIT投資をメインに取り組んでいるという共通点があります。

  

・端末から自動的な情報送信
 目的)事故への対処を簡単に

 

・薬にRFIDチップ:効果の把握
 目的)医療効率を上げることで適正な保険料を導く

 


ビッグデータ解析

 

ビッグデータの本命は「保険」ということを唱えている人がいます。
今までは保険会社のルールによって保険料が決められてましたが、今後は自分自身から発信されるデータが保険料の根拠になります。保険料を安くするには自らを律するという「人々の生活習慣まで変えうる」テクノロジーと言えましょう。


目的)保険料率の適正化や対応の効率化。
・過去の請求データ
・医療保険データ
・治療データ
・契約内容
・事故データ
・疾病データ
・SNSへの投稿

 

目的)自動車保険料金の適正化
・運転距離、運転の仕方、制限速度以上での運転傾向、運転時間帯

 

 

 

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