2000億円の企業年金が消失!AIJ投資顧問事件は何故起きたのか?

東京地裁はAIJ前社長の被告に対し、被害額248億円を認定、懲役15年、追徴金約157億円を課しました。今回の問題は、運用で失敗しているにもかかわらず、帳簿上は運用が好調であることを装っていたことでした。

元本割れしてるのに、10年で3倍になったことにして、超過分の20%を成果報酬に!

この事件では、「2000億円の企業年金のほとんどが消失した」とメディアで騒がれました。事実、回収率は6%(85億円)という報道もあります。

 

「いくらなんでも、ゼロになることはないでしょ」と思ってしまいますが、そのカラクリは「手数料」にありました。

 

同ファンドの手数料は、

・投資一任契約にかかる顧問料:年額21,000円

・購入手数料:3.15% ・管理手数料:1.5%(年率)

・成功報酬:超過額の20% となっていました。

 

この成功報酬というのが曲者で、成果自体を嘘つけば、そのファンドの中からいくらでも引き出せる状態にあったのです。

 

もともと元本割れを隠していた彼らですから、元本がゼロになるまで、自分たちには報酬が入り続ける「ゲーム」をしていたといえます。

 

本来、嘘偽りのない報告をしていれば、しかるべきタイミングで基金を解散し、逆に「ほとんど」の年金を失わずに済んでました。

 

ここでは詳しく述べませんが、今回彼らに悪用された「厚生年金基金」は、現存で500基あり、そのほとんどが10年以内に解散する予定です。

 

そもそも50年前に出来た制度で、基金の半数が予定利回りを5.5%にしているという、もはや時代にあわないものになっています。

 

その中で、飛び抜けてAIJだけ運用利回りがいいなんてことは虫が良すぎますよね。

 

この運用機関を信用してしまう方にも多少は問題があったかもしれません。

 

確定給付企業年金」といえば、会社員にとっては「企業が年金金額を保障してくれるもの」であると認識され続けて来ておりましたが、このように思わぬ不正で「年金」がなくなる可能性も潜んでおります。

 

それに対し「確定拠出年金」は、自分で運用するものですから、「不正」はありえません。

運用そのものに対するリスクのみです。

 

今後、「確定給付企業年金」から「確定拠出年金」への移行が、ますます加速していくことでしょう。

 

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