中退共(中小企業退職金共済制度)って本当にいいの?

中小企業で従業員退職金の積立制度として人気の中退共(中小企業退職金共済制度)は平成27年時点では、約36万社・330万人が加入しています。中退共の特長は、掛金の全額が損金として計上できる点と、国の助成制度がある点になります。

全額損金にできるが、掛金が引き落としになった瞬間に、その資金は従業員のもの。

 

中退共(中小企業退職金共済制度)とは

 

【加入条件】中小企業に該当する企業

  ※小規模企業共済に加入している人は中退共に加入する事は出来ません。

参考)小規模企業共済とは

 

【メリット】

・掛金の全額が損金として計上できる

・加入後2年を経過すれば、掛金と同額以上の積立ができる

・新規加入時と途中増額時には、国から一定金額が助成

 

【デメリット】

・積み立てられている資金を事業主側で活用することが出来ない

・途中解約時には従業員へ支払われることになる

・問題を起こした従業員や解雇した従業員に対しても必ず退職金が渡る

 

また、掛金の増額は簡単に出来ますが、減額については従業員の同意または厚生労働大臣の認定が必要となります。

 

 

途中解約には厚生労働大臣の許可が必要

 

途中解約が出来るのは、従業員の同意が得られたときまたは掛金納付の継続が困難であると厚生労働大臣が認めたときにかぎりできます。

 

また、前述のとおり、解約金の全額は従業員に支払われることになります。

解約手当金は、税法上「一時所得」として取り扱われ、その年中に得たほかの一時所得と合算し、その額から50万円(特別控除額)を減じた残額が課税の対象とされます。 

 

 

まとめ

 

中小企業退職金共済制度では、積立金額が全損になったり、国から補助もうけられ、2年以上の加入で全額が支払われる制度ですが、その退職金は従業員に直接支払われるため、企業側でコントロールができないというデメリットがあります。

 

また、解約するにも知事の許可が必要で、原則的には全員加入ですので自由が聞きません。

 

これはこれでメリットを享受しながらも、他の金融商品での退職金制度と併用することをお勧めします。

 

 

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